心が荒れている時に読みたい。「君の膵臓をたべたい」の住野よるさんの作品をお勧めしたい!
どうも、Shinです!
中学生くらいから趣味とまではいかないですが、本を読むのが結構好きでわざわざブックカバーを買ってみたり
100円程度の文庫本を大量買いしてみたり、
かと言って途中で飽きて数ヶ月読まなかったり・・
熱し易く冷め易い僕です。笑
ええ。ええ。B型です。
「君の膵臓をたべたい」
少し前に小栗旬さんや北川景子さんなどが出演し、主題歌もMr.Childrenが担当したりと、そこそこ話題になり映画化もされた住野よるさんの「君の膵臓をたべたい」という作品を知っていますか?
この作家さんのデビュー作品なんですが、そのショッキングなタイトルに惹かれて読みはじめました。
読み始め冒頭からも「えっ?」と思ってしまうようなスタートで、いい意味で裏切られながら楽しく読めたし、何より飽きずに一気に読めたんですね。
ただの学生の青春小説でもないし、よくある闘病しながらの恋愛小説。というわけでもない。
しばらく本から離れている方にもオススメです!
・・そこからハマってしまい、この作家さんの本はよく読んでるんです。
「また同じ夢を見ていた」
そして次に紹介するのが2作目になる「また同じ夢を見ていた」という作品です!
今作は主人公の年齢はもっと低く、
頭が賢く若干周りを俯瞰しながらも子供らしいピュアさもある、いつも尻尾の短い友達を連れている小学生の女の子。
文章が「〇〇でした。でも私は〇〇と思いました。」のようなそれこそ小学生が作文を書いたようなスタイルで、最初は戸惑ったんですけど読んで行くうちに
「このスタイルの方がしっくりくるな」
と思うようになります笑
子供が色んなことを経験しながら成長して行く中で、その思考や言葉から読んでるこちら側もハッとさせられるような、普段忘れがちな事をふと思い出させてくれるような一冊です。
やり直したいことがある、あの時こうしていれば何か違ったかも
そんな事をついつい思いがちで、ちょっと後ろを振り向く回数が多いあなたにオススメな不思議な物語です。
よるのばけもの
これが3作目。
主人公は夜になると突然真っ黒のばけものになってしまう男子学生と
喋り方が変な、クラスで孤立している女子学生。
ばけものと言っても誰かとバトルを勃発させたり、週刊少年ジャンプ的な展開にはなりません。笑
まあ特殊能力の描写があるのでそのあたりはやっぱりワクワクしてしまうあたり、自分は男だなあと思います。
「お前何歳だと思ってんの」と言うツッコミは喉元までで御容赦下さい。
誰もいない夜の学校で「化け物」と「女の子」二人の「夜休み」と
昼は「普通の男の子」と「孤立した女の子」の「学校生活」
本当の自分とは?
人間関係においての「立ち位置」とは?
普段化け物にははならなくても、大多数の人はこの主人公に一番近いんじゃないかなあと思います。
普段の学校生活や会社での働き方でどこか疑問を抱いていたり、繊細で人見知りだったり、面倒臭いあなたにオススメ。
アーティストとコラボも。
住野よるさんは、僕が好きなROCKバンドの一つでもある
「BIGMAMA」のシングル「DOPELAND」の中に曲からインスパイアを受けた掌編小説をブックレットとして入れていたり、面白いことするなあと注目しています。
このバンドも歌詞が物語の様で特徴的なヴァイオリンロックバンドで、ヴォーカルの金井政人さんは自身で絵本を出版していたり、本が好きな方なので合わせてオススメです!