人の言うことを聞かない為に考える5つのこと。
いい人でいるのはやめにしよう。
いわゆる大人と呼ばれる人達は「人様に迷惑をかけるな」と僕達に言い聞かせてきた。
僕らは周りに合わせすぎている。
僕は迷惑かけていいと思う。もちろん悪い事をしていいって事じゃない。
ただ、生きてる上で必ず誰かしらの世話にはなる。多いか少ないかくらいの差で。
生きてるだけで迷惑かけてしまうなら、もうその辺りは気にしないでいいんじゃないかな。
お互い様だよ。
そして、小・中学生くらいには彼らはこうも言う。
「皆と仲良くしなさい」
今はどうやら個性を大事にする時代らしいけど、僕にはまだ右と言えば右。左と言えば左を向けという風潮に見える。
そして隊列を乱せば白い目で見られる。
いわゆる「出る杭は打たれる」というやつ。
飛び出して何が悪いんだろう?
皆より飛び出たその先に、誰もそこからじゃ見えてないものがあるかもしれないのに。
むしろもう打ち込めないくらいに高いところまで飛び出してやればいいと思う。
人に合わせることは協調性があるとは言わない。
例えば面接で自分の長所を聞かれることがある。
「私の長所は協調性があることで、どんな方とも協力して物事に取り組める力があります。」
実際にこんなニュアンスの言葉を言った、僕の言葉だ。
お互いの強みを生かしながら一つの事を達成するために協力しようとする。
という意味ならいい。その姿勢は立派な武器になる。
けど、当時の僕の脳みそが言っていたのは違う。
波風立てないように周りの意見に極力寄せながら、歯車の一部になる。
という意味。
問題児にはなりそうもないけど、何かを成し遂げるタイプでもなさそうな「村人A」タイプだと思う。
きっと、目立って誰かに嫌われたりするのが怖かっただけだ。
人は誰かに嫌われながら生きていく。
嫌われたい人なんていないのは分かってる。
でも残念ながら、何かしら人の生き方にケチをつける人は必ずいる。
何かにチャレンジすれば「過去がこうだから未来もこうだ」
人に優しくすれば「八方美人、媚を売るな」
静かに生きていれば「もっと自己主張しろ」
などなど、感心するほど足元をすくうのに敏感になっている。
どう生きても彼らが攻撃してくるなら我慢する必要なんてない。自分の気持ちをしっかり表に出したらいい。
そこから攻撃されるかどうかは自分が決める事じゃない。彼らが勝手に判断する事だし。
大丈夫。その分味方も必ずいる。
むしろ、そうした事で味方になってくれる人さえ現れる。
その姿を見て影響を受ける人もいる。
自分の背中を見せられるのか。
某アニメをパロって言えば「見た目は大人!頭脳は子供!」の人達は結構いる。
以前、僕と同時期に入社した人(中年女性)が「会社の人が気に入らない」という理由で退職した。
というか、退職日になる前に「もう行かないから」と逃げ出した。
彼女は職場の管理をする立場だった。退職してから気づいたけどやるべき仕事は2割程しか出来ていなかった。毎月作る書類も全く作成されていなかった。
繰り上がって、今そのケツを拭かされているのが僕だ。おかげで一年経った今でもいまだに落ち着けていないというのが現状。
そして、彼女には子供がいた。僕はその子供が何より不憫だった。
自分の親がこんなに情けなかったら、どんな気持ちになるだろう。
ゾッとした。
「嫌われてもいい」と僕は言ったけど、もちろんこういう事じゃない。
人としての責任は必ず持っていないといけない。
子供や部下など、その背中を見る人がいるなら尚更。
楽しい方を選ぼう。
それでも迷うことはあると思う。
選択肢がいくつかあって、それぞれのメリットやデメリットがある場合。
「姿勢の問題は分かったけど、どっちに進んだらいいんだろう。」
本来は「自分の責任で自分で考えろ」が正解かもしれないけど、アドバイスが一つある。
「自分が楽しそうと思う、ワクワクする方を選ぼう」
自分が楽しみ責任持って選んだ方なら、いざ大変な時でもグッと堪えられるし何より取り組むパワーが全然違う。おまけに妥協もしにくくなる。
仕事をしていて楽しいなんて最高だ。
まとめ
かの有名な心理学者アドラーが言っている。
「全ての悩みは対人関係の悩みである。」
ならせめて自分は自分自身について悩まないようにしたい。正直に、自分らしく。人の言いなりにならずに。
人生の主人公は他でもない自分。誰のものでもないし、誰も変わってくれない。
僕はそうやって、決断して行動した事がある。
ろくでなしにこき使われ、人生を選択する事を諦めていた人をそこから引きずり出した。
その行動の「責任」も意識していた。
一世一代の決断ではあったけど、おかげでなんとか「生涯一緒にいる」と約束して隣にいてくれている。
彼女もまた、そんな僕を見て決断してくれた。感謝しかない。
そして今の僕はというと、また決断を迫られている。
「今日の晩御飯は何にしよう?」
心理学について
今回の記事については、本で学んでの効果もあるかもしれない。とても参考になった。
心理学なんてものは小難しいかと思ったけど、意外とすんなり入り込めた。
更に後押しになればと思い、紹介しておきます。
※この記事は本の内容をまとめたものでは無く、あくまで僕の考えです。